ブックタイトル佐藤栄作 受賞論文集

ページ
128/1096

このページは 佐藤栄作 受賞論文集 の電子ブックに掲載されている128ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

佐藤栄作 受賞論文集

?教員一人当りの論文数?外国人語学教師の数、等々と基準を明確にする。これはあくまで将来国際的に活躍する人材を育てるための教育の質を高めるためのランク付けとし、将来的には、海外の国際関連学科を持つ大学のランク付けへと発展させて行くことも可能である。ランク付けは毎年行われるために、たとえ単年度のランキング結果について反論があったとしても、それは変革への第一歩となるはずである。4日本の若者達との積極的な交流の推進特に、現在国連大学が行っているオープン・セミナーを発展させ、国際関係や海外援助に興味のある日本の若者達のサロンをバックアップすることも国連大学に期待されることの一つかもしれない。サロンの運営などは、ボランティア等に任せ、勉強会、海外視察なども企画、知的サロンを形成する。やがてこうした国連大学サロンの卒業生達が公的機関、あるいは民間企業へと育って行った後も同窓会を運営することで横の連帯を強化して行く。主に大学教員や研究者からなるUNU/IAS同窓会とも積極的に交流をはかる。但し、サロンへの入会に関しては、? TOEFLやTOEICで高得点を得ること?海外留学、ボランティア経験?論文審査?教授からの推薦等といったように、入会のハードルを高くする。海外からの留学生にも積極的に門戸を開放し、情報交換、知的啓蒙の場にする。特に、民間から国連大学ボランティアを募集し会の運営を行わせることで財政的な負担を減らし、若者達と国連職員や外交官やその経験者、国内外の民間エグゼクティブ等との橋渡しを行う。こうした、選ばれた若者たちと有識者が知恵と経験を分かち合うことで、将来の日本の国際協力を強化すると共に、国際機関で活躍する人材の発掘、開発を行ってゆくことができる。特に金銭的余裕のない若者のサロン126