ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

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概要

佐藤栄作論文集9~16

第15回佳作第一に、地球上のすべての人間と未来の世代が人間の尊厳と基本的人権を尊重しながら相互協力し、それぞれの支払い能力に応じて共済の形で加入できるものである。第二に、「ヒューマン・セキュリティー」の研究を学際的に促進するために学術助成金を提供し、関係機聞の研究を支援すること。第三に、「ヒューマン・セキュリティー」の観点から、環境にやさしい技術開発支援基金を設立し、地球環境問題の創造的解決を目指した独創的な技術開発を支援促進すること。第四に、当該保険システムの効率的な運用を図ることにより、大災害の発生時には、WIOの基本理念に基づいて、出来る限りの緊急救助金を提供すること。次に、WIOは保険料を世界中から集金するが、そのための具休的な方法の一つとして、「人類皆のための1ドル保険キャンペーン」を全世界に展開する。図1は「1ドル保険キャンペーン」における保険料と「WIO保険カード」の流れを図示したものであり、図に従って説明する。?「国グループA」先進七カ国や、その他の比較的余裕のある経済力を有する国々(これを「国グループA」と称する)は、それぞれの国の経済力に応じて、その国民に1枚当たり1ドルから5ドルの「WIO保険カード」を毎年購入してもらい、集めた保険料は所定の手数料(関係者の協力に対する報酬を含む)を除いてWIOに納付する。例えば、□1億2千万人を有する日本の場合は、500円の「WIQ保険カード」を国民全員が購入したとして単純計算をすれば、毎年600億円の保険料から手数料を除いた金額がWIOに納付されることになる。また100円の同カードならば、120億円である。?「国グループB」飢えに苦しむ国々や保険システムが十分に確立されていない国々、または経済的に余裕のない開発途上国(これを「国グループB」と称する)の場合には、前記「国グループA」の国々の民間諸団体、たとえばボランティア活動を推進するNGO、その他民間有志団体や個人に呼び掛けて、「国グループB」の国民に代わって1ドルの「WIO保険カード」を733