ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

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概要

佐藤栄作論文集9~16

に日本は将来的には新型半導体装置、人工知能、コンピューター利用製造、高密度データ貯蔵、高速計算、光電子工学の分野で米国と同等維持または追いつき、新材料分野、バイオテクノロジー、デジタル映像技術、センサー技術、超伝導などの開発に至っては米国を凌駕すると目されており、日本の技術に対する米国の警戒心は想像するに難くない。そこで、日本が運営委員会に参加し、米国との技術開発を提携していくことによって米国の運営委員会ステージ参加を促し、膨大し続ける米国の研究コストを軽減し且つ米国の技術優位性を保つことをサポートする役割を受け持つ。運営委員会での総輸出量に対する委員国の輸出権配分は、これらの技術の貢献度を反映させることになれば、兵器輸出を自粛している日本を除いて圧倒的優位を保つ米国の輸出基盤が不当に大きな打撃を受けることはなく、比較的スムーズな移行が期待できる。さて、ここで補足的な言及をしなければならないのが中国の立場である。前にも触れたとおり、1997年の段階では中国の供給量が前年に比べ75%も急降下し、オランダ、イタリア、スペインなどに逆転され、かつ大きく水を開けられている。(下表)通常兵器輸出の主要国?93??97?93?94?95?96?98?93??971米国12,50410,4349,8239,52810,84053,1292ロシア3,5411,1173,2183,9043,46615,2463イギリス1,5851,5061,7261,9752,6319,2434フランス8987048112,0043,3437,7605ドイツ1,5622,3921,2551,3995697,1776中国1,1086878876791703,5317オランダ3515023814405042,1788イタリア3532893383934081,7819カナダ220365434239811,33910スペイン942601201176391,23011イスラエル1861402372603351,15812ウクライナ1271891881923991,095数字は1990年を基準とした固定価格に基づき、100万$単位で示された動向指数値。ランクは1993-97年の輸出総計による。(出所SIPRI 1998)716