ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

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概要

佐藤栄作論文集9~16

第13回佳作にとっても学会側にとってもプラスの効果をもたらすであろう。また研修は、研究者の底上げという将来的展望からも、国連大学の活動を世に広く知らしめるという点からも効果が期待される。そして、学会や個々の研究者にとってもプラスになるような活動内容と方法を提供していくべきではなかろうか。さらに、国連大学の恒久ビルを最大限に活用し、研究発表の最高権威の場となれば、自然に学会と深く結びつき、その中枢機関として発展することも可能であろう。三.これからの国連大学これからの世界は、国家同士の問題だけではなく、超国家的な地球規模の問題に取り組んでいかなければならない。現在国連大学の権威は、まだあまり高いものではないが、今後はもっと国連本部との結びつきを強化し、世界から重要視される機関となるべきではなかろうか。世界の学術機関としての地位が向上すれば、おのずから教授陣や学生、研究者達の協力が得やすくなる。このように権威を高めていくことは一朝一夕にできるものではない。だが一つ一つを着実に実行していくことが相互に力を及ぼし合って必ずや国際学術機関を発展させることと私は考える。463