ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

ページ
458/912

このページは 佐藤栄作論文集9~16 の電子ブックに掲載されている458ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

佐藤栄作論文集9~16

役立つことになる。また世界各国で開かれる学術会議についても衛星を使って何ヶ国かが同時参加できる形にできれば、意見の交換が地域的にかたよったものとならず多種の背景をもった意見のぶつかり合いが生ずるという意味で理想的である。ところで学者が国連関連情報の提供元として関係を有しているのは国連広報センターである。従って広報センターが国連と学界とをつないでいる状況である。このままでは国連大学は情報集積機関としては育たないのではないか。そこで私は国連広報センターの情報および情報管理の一部を国連大学に移管し、学界に対してオープン可能な情報の提供サービスを行うことを1つの方策として挙げたい。国連大学管轄→大学・研究所国連関連情報オープン可能↑(一部移管)国連広報センター管轄政府報道・NGO一般市民オープン不可b.実践の場の提供現実の実務を研究者、学者に担当させることは、彼らの打ち出した解決策としての仮説が有効であるか否かの検証を行うのに役立つことになろう。「国連大学理事会は高度の研究および大学院レベルの研修を目的として、自らの定める条件および規定に従い、学術上の優秀性に基づいて、特定の機関、とくに開発途上国にある機関、もしくはその一部を選び、国連大学提携機関に指定することができる。」(国連大学憲章3条2項)とあり関わる人員が限られてくる。効率面を考えれば有効であるが、多種多様の意見の導入、協力範囲の拡大という側面を考えると公募制の導入をはかることが求められる。456