ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

ページ
440/912

このページは 佐藤栄作論文集9~16 の電子ブックに掲載されている440ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

佐藤栄作論文集9~16

?普遍的価値の地球的責任?地球的経済の新しい目標?地球生命維持システム?科学と技術の進歩?人口ダイナミックスと福祉このような問題設定のもと国連大学は次のような他者・他機関と関係を構築している。?国内外の大学等の高度研究機関?国内外の大学や研究所などの研究者?特に国内の企業(企業体全体であることも、企業の研究部門であることも)?各国の政府研究調査機関?他の国際機関の研究組織や部門?非政府組織ではこれら機関との関係を細かく事例ごとに見ていくことにしたい。詳細な分析から何か問題や現状がわかるはずである。(a)国内外の大学等の高度研究機関と国連大学大学等の研究組織は有力な国連大学とのパートナー足り得るといえよう。例えば経済と技術革新に関する大学院をオランダ・リンブルグ大学に設定しようと大学とともに準備をすすめているという。また短期間のワークショップや講座をマカオ大学で行うこともなされている。このように研究者の育成の部分では一定の成果があるといえよう。しかしその量は今までから比べれば規模も拡大しているものの、アクセスする機会を考えれば全世界の学術機関の規模から言っても、極めて限られているといって良い。また実際の研究プロジェクトや会議の開催など研究活動ではプロジェクト毎で大学に統括機関となることを依頼し、研究を委託している。たとえば人口ダイナミックスと福祉についての研究を見てみよう。この研究課題についてはガーナ大学、チェンマイ大学、パプアニューギニア大学、東京大学、オーストラリア国立大学、ウェストインディーズ大学が438