ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

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概要

佐藤栄作論文集9~16

第11回佳作ⅰ.経済社会理事会は、総会の権威のもとに、安保理に対して有効な情報と勧告を提供する責任と権限を担う。ⅱ.総会は、経済社会理事会の下部の地域経済委員会(アジア太平洋・欧州・中南米・アフリカ・中東)の活動を活性化するための積極的措置を早急に講じる。ⅲ.国連機関を再編し、再編後の機関には効率的に機能を発揮させる。例えば、世界食糧計画WFPと世界食糧理事会WFCは重複している業務を整理して統合する。また、国連パレスチナ救済事業機関UNRWA・国連難民高等弁務官事務所UNHCR・国連災害救助機関UNDRO等は業務を整理して統合する。ⅳ.政府間の協定によって設立された各専門機関も再編し、再編後の国連機関と密接に協調して活動を展開させる。例えば、国際復興開発銀行IBRD・国際通貨基金IMF・国際金融公社IFC・世界農業開発基金IFAD等は重複している業務を整理して統合し、「世界通貨・金融・投融資公社」(仮称)とし、関連する国連機関と協調して世界の財政を一貫して管理・運用させる。ⅴ.再編後の専門機関と国連機関は、将来は統合して再々編する。例えば、専門機関の国連食糧農業機関FAOは国連機関の世界食糧計画WFP・世界食糧理事会WFC等の業務を統合して「世界農業・食糧機関」(仮称)とする。ⅵ.経済社会理事会には、非政府間組織(NGO)と協調して活動し、NGOを支援するための国連機関「NGO支援会議」(仮称)を設置する。そして、NGOと相互の活動方針を予め調整し、有効で総合的な活動をそれぞれ展開する。ⅶ.経済社会理事会は、発展途上国に対する先進各国による経済および技術に関する援助と投融資に関する報告を受け、適切な勧告を与える。なお、将来は、国連および先進各国による援助と投融資の基本計画を経済社会理事会で作成し、それに従って国連と各国が秩序正しく行動するための体制と組織の検討を開始する。ⅷ.総会は経済社会理事会の下に「世界宗教協議機関」(仮称)を設置するか、または、NGO組織「世界宗教者平和会議WCRP」と連携し、上記ⅵ項と同じように協調257