ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

ページ
258/912

このページは 佐藤栄作論文集9~16 の電子ブックに掲載されている258ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

佐藤栄作論文集9~16

組織の改編を最終頁の第2図に示す。また、それに伴う各組織の権限と機能の改編の要点は下記の通りである。1安保理の改編ⅰ.安保理を総会の下部機関とする。ⅱ.現行の国連憲章第八条を強化し、安保理の下部機関として、アジア太平洋・欧州・中南米・アフリカ・中東地域に地域安保委員会を設置し、既存の政府間機関(例えば、全欧州安全協力会議CSCE、北大西洋条約機構NATO等)との連携と協調を推進し、これら政府間機関は将来国連に吸収して地域安保委員会と合併させる。ⅲ.安保理は、案件に関する政治・経済・社会・人権・文化・科学・技術の観点からの調査・研究報告書を経済・社会理事会から受理し、その内容を予め審議した後で安全措置を討議し、議決することとする。ⅳ.安保理における常任理事国と非常任理事国との区分を廃止する。また、全ての理事国の拒否権を廃止し、2/3以上の出席・一国一票・理事国総数の1/2以上の賛成数によって案件を採択する。ただし、棄権は認める。ⅴ.現在の非常任理事国は解散し、改めてアジア・欧州・中南米・アフリカ・中東の各地域を代表する各3ヶ国を理事国とし、現在の五大国と合わせて計20ヶ国の理事国で安保理を構成する。ⅵ.安保理が議決した軍備規制計画・侵略に関する行動勧告・経済制裁・軍事行動(PKOも含む)等の安全措置は総会に上程し、加盟国の2/3以上の出席・一国一票・加盟国総数の1/2以上の賛成数によって採択する。ただし、棄権は認める。また、加盟国は上程案に対して修正案を提案することができ、それに関しても同様の条件で採否を決定して最終的な議決を求める。2経済社会理事会の改編下記の改編と活動の活性化を提案する。256