ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

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概要

佐藤栄作論文集9~16

「国連の抜本的改編の具体的方策」坂田章一要約国連は、「われらの一生のうちに、二度まで言語に絶する悲哀を人間に与えた戦争の被害から将来を救う」ことを決意し「われらの力を合わせて国際平和と安全を維持する」という前文から始まる国連憲章に基づいて発足した。その時、加盟国は、人類の命の尊さを犯した罪の深さを人類の「業」として懺悔し、新たな誓いを立て、明るい希望に満ちて国連のもとに参集したに違いない。以来50年間に、国連は様々な試練に立たされたが、国連と加盟国の懸命な努力によって、幸いにして、世界は大戦と核戦争だけは回避し、東西冷戦の終焉を迎えることができた。しかし、今でも世界には核が存在し、40以上の地域で紛争や内戦が発生し、地球上には2,300万人以上の難民がさまよい、人類同士が差別し・抑制し・争い・殺しあい、人類の尊大な行動は人類自らが住まなければならない地球さえも汚し、人類は人類が産む子供の将来を養うことができる目処も得ていない。人類は益々愚かになって一層深い罪を犯しながら生きているように思われる。このように、国連創立から世界は激変し、人類の平和と幸福への道のりも未だ未だ遠い。今こそ、人類は、国連創立当時に結集した人類の懺悔・誓い・希望を今再び取り戻し、人類の英知を集約して革新的な新国連を構築しなければならない。具体的改編案として、下記を提案する。1.国連の名称を「世界平和国際機関」(World Peace International Organization)に変更する。244