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概要

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第5章結論第1章で国際関係の緊密化してゆく主な要素を6つ取り上げたが、この要素を考えるとき、国際緊密化時代における国際関係の複雑さ、そして、なるべく摩擦を少なくするために、日本人として、もつべき条件は少なくとも、第2章に説明した6つの条件が必要である。これらは、具備するばかりでなく、充分に、自分のものにしてはじめて、国際間の理解と協力が円滑かつ満足するものとなる。日本の教育のあり方は社会的環境の変化により変遷し、現代は情報化時代の波に洗われて、大きく変化してきたことは第章3章に述べたように、それは事実であるL、更に、現実に対応した教育のあり方が変わらねば、国際緊密化時代に対応出来ないであろうoこれらのことを背景にして、国際緊密化に対応した国際理解と国際協力を推進する国際人を育てるための具体的な教育のあり方の結論をまとめることにする0結論としては、第4章に述べた7つの具体的な教育のあり方を取り上げる必要がある。そこで、第2章の具備条件と第4章の7つの具体的な教育のあり方との関係をマトリックス式に示し、教育効果の現われ方がどうなるかをまとめると、第1表のようになり、その関係は○または◎の数の多いもの程、その教育効果は親密であることを現わすものである。この7つの教育のあり方のうち、「教育制度の改善」、「教科の充実」、「外国語の徹底」及び「自己啓発などの徹底」は基本的な教育のあり方であり、「外国での教育」、「国際人の養成」及び「海外青年協力隊貝などの体験」が具体的な教育のあり方である。「教育制度の改善」は世界に先がけた日本の平和憲法の例を引くまでもなく、日本が教育制度の国際性を取り入れることは教育の面でも世界をリードする制度になり、人類平等の理念を一歩進めることになるのであるoこのような教育制度の下には、「教科の充実」、「外国語の徹底」などは自らの一般常識占3占