ブックタイトルsatoh

概要

satoh

第1葦国際関係が緊密化する要素国際関係の表面に現われる問題は政治､経済であり､国レベルでの解決を要するが､民間関係では､貿易摩擦の回避策として､工場の海外進出が盛んになり､物を製造する場において､経営､労資関係､晶質などで異国人との協力､能力の総合発揮が求められている｡日本企業のうちには,数か国に進出しており､多国間対応を余儀なくされ､この企業は国際性を最も強く､そして痛切に感じるとともに､円滑に積極的な対処を必要としているものである｡また､人々の交流は国際会議､商用､旅行､留学などの目的で行われるものであり､昨今の日本では海外旅行は日常化し､多くの人々が外国人との接触､国情にふれる機会が増え､国際性について強く感じるようになってきた｡最近の日本では､学術､科学技術のシンポジュームなどの国際会議､各種万国博覧会などの開催､または出席することが多くなり､出席者は国際性を要求され､または発揮する機会が多くなってきた｡また､日本の学術､科学技術は急速に世界的な成果を上げつつあることは､よく知られるところである｡これらを認めてもらうためには､発表を1つとっても､その方法､表現､手順は国内とは異なり､各国に通じるものでなければならない｡有益な成果であればある程､国際的なルールに則ることが肝心である｡以上のように､日本の国際関係の緊密化は複雑､多岐にわたるので､緊密化の要素は増えるばかりであるが､大別すると､次のようになるO(1)政治(2)経済(3)産業(4)海外旅行占24