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概要

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第5回佳作「国際関係の緊密化に対応して国際理解と国際協力を推進するために教育はどうあるべきか」相川秀和〔1〕はじめに今日、我が国が直面している課題は、移り行く国際社会との調和を保ちながら、国民生活の基盤である経済の安定をはかり、人間としてゆとりと生きがいの得られる社会を建設することにある。この課題を達成する上において、これからの教育は、我が国の歴史的伝統と文化を継来しつつ、特に国際的感覚を身につけた社会生活を営むことの出来る人間の形成を重視しなければならない。現代社会のあらゆる面で「国際化」が急速に進行しているが、広い視野に立って我が国の文化を理解し、それを他民族、他国民に正しく伝える「世界に開かれた教育」の展開が今日の教育に要請されている。このような現状認識に立って、どのように教育を推進していけばよいか、自分なりに考えるところをまとめてみたい。教育の見直Lが各方面で行われている時、この小論はささやかな教育実践の見直しといえるO[2〕立論の立場上記のテーマを論文としてまとめる場合、次の四点について、特に立論の立場を明確にした。1.国際理解と国際協力と教育とのかかわりの今日的意義、経済大国としての我が国の現589