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概要

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「国際関係の緊密化に対応して国際理解と国際協力を推進するためには教育はどうあるべきか」相川秀和要約国際理解、国際協力のための教育が強調され、既に教育課程でも実施に移されて久しい。一方、経済大国日本の海外進出は目ざましく、経済援助、経済協力の国際化は教育に先行している。教育の国際化への対応が遅れがちな傾向が指摘されている。そうした中で、「経済摩擦」とともに「文化摩擦」「カルチャーショック」という教育面での立遅れが最近大きな国際間題とまでなってきている。以上が把握している国際化の現状認識である。この認識の上に立って、今後どのように国際理解、国際協力の教育の推進をはからねばならないか、その具体策を求めるのが、今回の課題である。そのためには最初に立論の立場を明確にすべきであり、四点にわたってこれを列挙した。即ち12主題の持つ今日的意義、経済大国としての現実的立場に立って考える。教育の対象を学校教育という狭い領域で考えず、教育行政、社会教育、文化の問題、マスコミの問題も含めて検討しようとした.3世界の対象を先進国、開発途上国、低開発の貧困国を含め全世界的規模の視野からとり上げることにした.4抽象的な作文に終わらずに、自己の実践体験を基盤にして現実的な推進策を具体的に示そうとした。具体的な推進策では、教員の意識の変革、研修の意義に重点をおき、また、「教科書問584