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概要

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自分の問題として考え、その解決に参加することであると思う。以上、国際教育の学習目標について考察してきたが、次にその実践方法を考えたい。2.3.実践方法(1)学校教育ア.各教科の指導要領を見ると、国際理解や国際協力に関する内容も扱われている。だが、実践されていない。従って、各教授者は国際教育に関する内容を具体的に考え盛り込んでいく。イ・一方、いかなる教科も、深く究めれば必ず他の教科と開通してくる。近年、科学技術の高度な発達により、教育の面でも、また知識の扱いでも専門分化が行なわれてきた。しかし、現在のように細分化L、相互関連が欠けた教育がそのまま続けば、複雑な要因が重なって起こる異文化間の問題に対処していく能力は育たない。従って、関連がある教科を一緒にして合科学習を積極的に行なう必要があろう。例えば、言語教育では国語と英語の合同授業を組み、日・英語を対照する学習によって効果が上がる面もある。また、地理と英語の合同授業で視聴覚教材(16ミリ、スライドなど)を使いながら英語でその国を紹介したりするのも一案であろう。ウ.カリキュラムの中に国際教育という学科目を作るo例えば、オーストラリアではすでに学校教育の中でも開発教育が始められているという。シドニーにあるニューサウスウェールズ州の場合、 8年生から3年間、毎週2時間ずつ選択科目としてアジア学習の授業をしている中高校も多いそうだ。エ.クラブ活動などに国際教育に関わるクラブを設置したり、従来置かれていると思われるESS、文通クラブ、旅行クラブなどの活動範囲を広げる0(2)社会教育学校教育の領域に入らない勤労青年,婦人学級、寿大学などを対象に国際教育の講座を増やす。特に、家庭教育の教授者である家庭婦人に対する国際教育は重要であろう。一方、学校教育の対象となる児童生徒については、年齢別、学年別の横割りの学級編成で578