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概要
satoh
の機構の設置と､先進諸国からの経済援助､技術協力の二点をあげた0本論は､開発途上国のリテラシー問題に対して主として教育的見地からアプローチしたものであるが､今後の開発途上国におけるリテラシー発展研究のいわば序説にあたるもので､残された課題､掘り下げるべきテーマも多い｡たとえば低い女性のリテラシー率をめぐる諸問題､経済発展とリテラシーの相関関係､国別の個別研究等であるO特に開発途上国全般にわたるリテラシー問題は一般化Lがたく､個別研究-たとえばインドにおけるリテラシーの問題-が､本来優先するものであろうが､本論では､あえて一般化した概念のもとに概観してきた｡その意味で､今後の研究-の方向づけとして位置づけられよう｡最後に本論を通して一貫して主張してきた開発途上国における"人間の基本的権利としてのリテラシー"思想の普及･定着を願うものである｡5占