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概要

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第4回佳作られたデータ(即ち、論文のリスト)から.自分の観点と、同様な立場でのキーワードを選び出さなくてはならない。ここで、多めに情報収集すれば、不要な物まで取り込んでしまって、いわゆる情報洪水に流されてしまうL、この段階で、あまり選び過ぎると、重要文献まで落してしまいかねないのである。主要な二次的情報をデータべ-スとLて、コンピューターを利用した情報検索機関も、発達し、それによる研究能率の向上は、驚くべき程のものだというが、キーワードの選定という難題は、より切実にならざるを得ない。このことが、私の研究に対する未熟さだけによるものではないことは、日本薬学会の月刊誌、「フアルマシア」に、今年度に入り、すでに二回も、一度は、「情報洪水に、いかに対処するか」というテーマで、そして、もう一度は、「キーワードの使い方」というテーマで、文献検索に関して、諸先生方のど意見、アドバイスなどが掲載されたことからもいえる。情報は、利用があってこそ情報になるものである。いかにすぐれたデータが、そこに存在しても、利用がなければ、情報にはならないのである。従って、情報の効果的な利用を検討することは、情報を活かすための、最低の労力であり、最重要課題ともいえると思う。Ⅱ-4.情報とコンピューター日常生活に関わる情報も、コンピューターの発達によるニューメディアの出現によって、複雑多岐にわたり、それぞれが専門化し、即ち、情報の質が変化し、そして、情報の量も増え続けている。もし、情報の質が高まり、量が適確に制御されると同時に、情報受け入れ側の態勢が、それに応じて整って来れば、子供の頃、未来漫画で見たような、オートメーション化の進んだ、便利ですっきりした生活を大衆が享受できる未来社会が訪れることもあり得るだろう。が、そのためには、情報自体の有用性の向上は言うまでもなく、情報受け入れ側の大衆に対しても、社会のコンピューター化に見合った啓蒙が必要なのではないだろうかo情報化社会において、コンピューターの発達による、量的、質的な情報の進歩に、大衆はとり残されてしまっている。第四次産業とも呼ばれている情報産業も、4占9