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概要

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「世界的軍縮と安全保障-研究-の課題」プラディプ・ケイ・ゴッシュ要約今日、人類が飢餓,貧困、雇用、エネルギー、環境、人口など諸々の世界的問題に関して、今世紀最大の挑戦をしているか、唯一の最重大問題は全人類の生存そのものを脅かす可能性を包蔵する無統制な軍備競争であろう。我々は超強大国が戦争を統御できない時代に人らんとしている。最近の種々の出来事を顧みるに、我々には、世界全国民の安全保障に特別の顧慮をはらいつつ、軍縮と開発発展との関係を検討しなければならない。国連の1972年及び1981年の報告その他軍縮と開発発展の関係に関する幾多の研究は、近年の軍備競争の傾向は新国際経済秩序の目的と両立しないことを明らかにしているO政府関係権威者によって為された最近の研究が主に指摘していることは、軍備競争と開発発展の問題とは資源の点においてだけでなく、知覚や姿勢の点においても競合関係にあると言うことである。この研究は世界は今行われている軍備競争を追い続けるかまたは、安定した調和のとれた社会経済発展-と向うかのいずれかをとり得るが、そのいずれをも同時に達成することは出来ないことを強く指摘している。先進国並びに所謂軍事産業複合体である米国及びソ連による巨大な軍事支出が第三世界の開発発展に与える直接の打撃を明確にすることが非常に大切である0我々は、軍備と発展は今日世界が直面している最大の問題であると言うことが出来る。そして、ユニークな国連大学こそ、その相反する問題に対して戦略的に特異の地位を持っ308