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概要

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しい防衛力整備計画である「五六中期業務見積もり」を了承しました。その内容は、完成時には、海上自衛隊の艦艇32万トン体削になり、これは世界第6位となります。世界の最新鋭戦闘機F15は138機、現在の対潜哨戒機では最も高性能のP3Cは合衆国に次ぐ規模の72機が整備される見込みです。昭和51年の国防会議と閣議で決定した、各年度の防衛費の総額が当該年度の国民総生産(GNP)の100分の1に相当する額を超えないという取り決めが破られる可能性が出てきました。合衆国はソ連の軍事力増強に伴い、日本に洋上を含めた防空能力、対潜能力を中心とした海上交通路(シーレーン)防衛能力の増強を求めており、「日本の防衛費を国民総生産の少なくとも1%に引き上げるよう」との要求を出しておりますO日本は今、防衛の面できびしい選択をせまられています.外務省情報文化局のパンフレットの中にある「自国の安全保障をふまえた上での軍縮」のむずかLさをひしひしと感じます。資本主義陣営の内部でも、社会主義陣営の内部でも、それぞれ利害の対立が現われてきました。例えば、フランス・西ドイツなどがかならずLも合衆国の政策に同調しなくなったり、ソ連と中国の対立、ソ連とチュコスロバキアの対立などです。現在の世界は、合衆国、ソ連、中国、西ヨーロッパ、日本を極とする5極構造などと呼ばれるように変化してきましたOさらに、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国の多くは、発展途上国としての問題点を多くかかえてはいますが、これらの国々の力もだんだん大きくなってきております。第二次世界大戦後、国際連盟の欠陥を反省して国際連合が作られました。今、科学のすさまじい進歩の中で、あるいは国際関係の変動の中で、再び国際連合の役割を見直し、改善してゆくことが必要だと言えましょう。1982年8月6日、広島は37回目の原爆の日を迎えました。 8月9日、長崎も37回目の原爆の日を迎えました。荒木武広島市長は平和宣言の中で「人類が広島を忘れるとき、再び29占