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概要

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「世界の軍縮と安全保障に関して国連大学はどのような研究を行うべきか」芳賀弘子要約現在の諸国家のあり方をみてみるときに、複雑な国際社会の中で、主権国家として、自国の安全を確保するためには、国の大小を問わず防衛力・軍事力に依存せざるを得ないというのが現実です。科学の進歩はすさまじく、いよいよ宇宙戦争時代に突入したと言われております01982年6月、ニューヨークで「第二回国連軍縮特別総会」が開かれ、各国の対立が目立ったまま閉幕となりました。しかも、軍縮総会開催中にフォークランド紛争、イスラエルのレバノン侵攻、イラン・イラク戦争が同時に進行していたのでした。デクエヤル国連事務総長は、軍縮総会の結果にいたく失望L、国際紛争の解決で国連が何もなしえないでいる問題を深刻に受けとめ、紛争防止のための事務総長の役割強化や紛争が起こりそうな地域での実地調査の能力拡大を提案し、また国連平和維持軍の「軍事能力と権限の強化、機能・権限の集団的保障」の可静性を緊急討議するよう安全保障理事会に要請しました。1969年9月に開かれた国連総会でウ・タント国連事務総長の提案をきっかけに創立された国連大学は人類の存続・福祉・開発など世界的課題について国際協力を増進し、国際理解を深めるために世界の研究所や大学と連携を図りながら研究や研修を行っており、現在の優先研究課題として1、世界の飢餓の問題2、人間と社会の開発3、天然資源の利用と管理の3つを取り上げて研究しています。28占