ブックタイトルsatoh

ページ
285/1034

このページは satoh の電子ブックに掲載されている285ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

satoh

第3回かね「金」も要らなければ勿論人員も要らぬ。その決心さえつけば時間も不必要である。佳作ただ必要なことは、各国の指導者が、「やる気になること」「相互信頼」の念を強くすること、頁の「人類愛」にめざめること、「各国が同時平行して」実施する姿勢を示すことだけである。しかも軍縮によって生ずる人的、物的の余力を、次項に述べるように,食糧の増産、地球の緑化、環境の改善、福祉の増進など、建設的で且つ価値ある方面-そそぐことができるのである。こんな良いことずくめの事が何故できないのか。できない、やろうとしない方がどうかしているのである。もしこの程度の簡単明瞭な論理が理解されず実施に移されないようであれば、人類は、私がこの稿の冒頭に述べた「霊長類」の一員としての称号も資格も神の前に返上すべきである。研究課顎六、軍縮と安全保障の問題に付随、或は平行してなすべき事項の研究この項目は極めて多岐にわたるので、その項目のみを列記するにとどめるが、表題に、「付随」と書きはしたものの、本来的にはこの項目こそが安全保障の根幹をなすかも知れないので、国連大学の研究課題として提言したい。1開発途上国など-の援助は、各国個々別々に行うのをやめて、すべて地域国連なり国際総連合の手を経て、世界的視野での援助を実施する。これは個々の援助はえてして関係国間の特殊な状況をつくったり、支配関係に発展したりすることを防止するのがその目的である。9世界的食糧問題についての研究3研究課題五、で述べた軍縮による余剰資金の建設的効率的活用についての研究4世界の環境破壊の防止、緑化の推進についての研究283