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概要

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第3回佳作軍縮-の足取りも確実にその方向に向うはずであるoそこで、軍縮についての理念とその具体的プランについて項目を挙げて簡単に述べることとする。(丑不戦宣言(イ)国際総連合及び地域国連の指導のもとに、各加盟国は不戦宣言を発し、国際総連合に対し書面萱轟する。(ロ)したがって将来は、いかなる国をも仮想敵国として設定することは無くなるはずで、もし特定の国を仮想敵国視して軍備の増強をはかるようなことがあれば、それ自身が国連憲章に違反する行為とみなされることになる。2軍縮についての具体的プラン(イ)攻撃兵器の輸出禁止について兵器輸出の実績を持つ国々にとっては、その産業経済上或は労働問題等、一時期は若干のひずみを覚悟せねばならぬと思うが、人類の悲願である軍縮と平和の確保のためには、やむを得ぬことなので、攻撃兵器の輸出は禁止し、国連の監視のもとに各国はこれを誠実に守らなければならない。(ロ)兵器の着弾距離の制限について各国が不戦を宣言し、専守防衛に徹する決意をするのであれば、兵器の着弾距離を200カイリ以内に制限すべきである。これは各国の経済水域200カイガに準拠した設定である。(注)国際間においてごく最近までの長い間、領海3カイリの時代がつづいたが、これは設定当時の大砲の着弾距離が3カイリ程度であったが故の設定であったことを逆に利用した考え方による、極めて素朴な発想である0281