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概要

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は､軍拡にとって代られるべき世界平和達成のためのもっとも有効な武器である｡これまで実施されてきた開発途上国の開発のための種々の形態の国際協力について実際のケースにもとづいた再検討が行われるべきであり､国際協力の効果を世界平和に向けて最大限に発揮し得る具体的戦略や対策が研究されるべきである｡第三の研究テーマは､｢女性の社会参画促進と平和勢力化に対する阻害要因｣である｡世界大的にみて､人類の半数を占める女性の社会参画が非常に遅れており､その社会的地位が低く､人権が無視あるいは軽視されている現状こそは､いかにこの世界が真に平和で公正な世界ではないかということを如実に実証するものである｡核廃絶･軍縮運動などの平和運動-の女性の参画や女性の平和志向性は､戦争抑止-の大きな歯止めの力となり､軍縮や安全保障に大きな関係をもつ｡女性の社会参画と平和勢力化に対しては､多種多様な阻害要因があるが､これの究明と除去の対策は急務であり､研究を要する｡私は､これらの三つのテーマは､直接･間接､軍縮と安全保障に関係をもっており,これらの問題についての国連大学の研究が､国際レベルで､開発途上国の各分野の専門家の参加も得て､学際的に､戦略的に行われるべきであることを提案し､その実施を切に希望LたいL,1研究テーマ1 ｢開発途上地域における経済先進国の市場開発および資源獲得の実態と動向｣についての研究経済的側面から人類社会をみたとき､最大の難問は､この地球上に人間の無限の欲望を滴すべき財が無限には存在しないということである｡今日の世界においては､この無限の欲望と有限の財との間のギャップはますます拡大されつつある｡そしてこのギャップの拡大化が､世界の平和と安全を脅やかし､人類を破局に追いやりつつあることは世界中のいかなる人間も否めない事実となっている｡人類の歴史は､この無限の欲望と有限の財との間のギャップを埋めるための資源獲得と200