ブックタイトル佐藤栄作 受賞論文集

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概要

佐藤栄作 受賞論文集

る今、国連の真価が問われているように思う。終章1936年、世界が第二次世界大戦へと移行していく中、チャーチルは次の言葉をイギリス国民に語った。「先送りや生半可な対策、聞こえの良いよくわからない急場しのぎ、遅延の時代は終わりつつある。その代わりに私たちは、結果の時代に入りつつあるのだ」2008年、我々も「地球温暖化」という結果の時代に入りつつある。20-30年以内に地球の命運が決まるといわれているこの問題に関して、はたして先送りや生半可、急場しのぎ、遅延ではなく、「実効性」のある対策を講じることができるのだろうか。ポスト京都議定書の交渉はまだ入り口に立った段階に過ぎない。今後、各国が実りある交渉を行うことを願い、そしてそのためにも国連の役割に期待したいと思う。参考文献≪書籍・雑誌≫?江澤誠.(2005.12).『「京都議定書」再考!』.新評論.?松橋隆治.(2007.2).『京都議定書と地球の再生』.日本放送出版協会.?上野明雄.(2005.7).『京都議定書目標達成計画の全容』.小学館.?石井孝明.(2004.3).『京都議定書は実現できるのか』.平凡社.?大木浩.(2007.10).『きれいな地球は日本から―環境外交と国際会議』.原書房.?竹内敬二.(1998.6).『地球温暖化の政治学』.朝日新聞社.?張興和.(2005.2).『CDMによる環境改善と温暖化抑制』.創風社.?アル・ゴア.(2006).『不都合な真実』.講談社.?田中規夫・増田啓子.(2005.6).『地球温暖化の展望と課題』.法律文化社.596