ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16

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概要

佐藤栄作論文集9~16

第13回佳作と同じく、衣食住すべて生活費は学生もちとする。僅か1年である。貴重なトレーニングを受け、それが本人のその後への貢献を考えるとき、仮に日本の理工系の大学なみの授業を徴収したにせよ、それは本人にとり、まことに効率のよい投資と言えるのではなかろうか。8.UNUの単位交換制講座近年、各大学でも単位交換制度が普及しつつあるが、UNUでも、この大学の単位交換のネットワークに協力し、UNUでも講義を提携先大学の単位として提供されたら如何であろうか。これは何もことさらに講義案を作成し、大学の伝統的な演説ではなく、UNUのスタッフが現在抱えている事案を英語でお話されるだけでいい。あるいは、ようやく終了した調査研究のお話でも大学にとっては、面白いだろう。なにせ触れば血の吹き出るような生々しい事実だから、どんな問題でも学生にも大学のスタッフにも興味満々であろう。その専門性の高さから、理系はともかく、文系の大学では、UNUとの協同研究は、こと海外に関するかぎり、無理ではあるまいか。せいぜい大学が国内を担当する比較研究程度くらいかもしれない。その意味でも、UNUが現在の海外の実状を大学で発表されるのは先方にとっては貴重な情報であろう。まとまった内容を集中講義方式で実施し、ペーパーを提出させれば、単位授与も可能と思われる。9.UNUの広報活動既に広報官が活躍しておられることとは思うが、UNUの間接的財源確保策の1つとして、広報活動の一環に、UNU見学を計画的に実施されたら如何だろうか。特に東京は大学の多いところだし、人権・安全保障・平和等は法学部、社会経済問題は経済社会学部、飢餓・生命・技術等は理系学部にとって看過できない大きなテーマだし、今月はこのテーマだから、これとこれの大学の見学について当該大学と折衝すれば「今月481