ブックタイトル佐藤栄作論文集9~16
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佐藤栄作論文集9~16
に関する情報をアクセスし易くすることにより、「グローバル・ガバナンス」に対する意思決定者達の認識・関心を高めることを狙っている。(2)では、これまで効率的に利用されて来なかったブレーンの活用方法について述べる。(3)は、「グローバル・ガバナンス」を実効化たらしめるための方策を論じたものである。そして(4)は、政策志向の専門性を落とすことのない横断的・学際的研究の必要性を述べている。これら4つの役割を果たすことにより、国連大学は、本稿前半で示した「グローバル・ガバナンス」による「共通安全保障」実現のための「触媒」になることができるのであり、そうなることを世界は期待している。もうすぐ「成人式」を迎える国連大学は、今こそ自らの役割・責任を冷静に見直さねばならないのである。212