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概要

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第7回優秀賞｢急激に変動する世界秩序における国連および国連大学の果たすべき役割｣アパ･ラオ･コルコンダ要約この評論は､独立､激動､複雑性という言葉で特徴づけられる世界秩序における国連および国連大学の果たすべき役割について述べたものである｡将来､個々の国の選択や決定が､より多くの連携やなおいっそうの変化を伴うことは明らかであろう｡この評論では､国連や国連大学などの国際機関に単一性を期待することは理論的に無理なことであるという議論を支持して､多様性不可欠の法則ともいうべきものを訴えている.国連も国連大学も､複雑さを増す状況を切り抜けなくてはならない｡この分析に基づいて､この論文は8つの広範な領域について論評を加えている｡国連は今後とも､調停､平和維持活動､国際外交における体面の保持などのいずれの場合にも､ひき続き地味な活動を維持していくであろうと思われる｡さらに､軍事問題よりも経済問題を優先することで､国連大学は以前にも増して重要な役割を担うことになると考えられる｡世界の貧困問題についての責任は世界全体でわかちあうぺきだという意識を育てることや､地域的活動と世界的影響との連携に関する認識を高めることについて､国連大学が果たす役割に関して議論が進められる｡この奨学金制度の時代にあって､国連大学がもつ重要な学問的役割とは､現在急速に姿を消しつつある独立独歩の学者を育成することであ807