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概要

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第6回「地球の社会、経済の構造変化に向かって日本と国連大学が果たす役害山佳作クワシ・チェイ・アモアベン要約我々の世界は今日まさに岐路に立って居り.飢餓、困苦、恐怖といった数多くの問題を抱えている。これらの諸問題を解決するに際し国連大学とそのホスト国である日本に期待するところは大である。国連大学がタイムリーに設立されたことは先進国にとっても文発展途上国にとっても喜ばしいところである。国連大学はそもそもの初めから奨学金を提供することを手だてとして困苦と飢餓の問題を解決するのに役立たせることを主たる仕事として抱えていた。人口問題を打開し得る最上の方法は人口増加に対する自然抑制として作用する諸条件を創り出すことである。食糧の生産性を向上させ食事のバランスを改善することは発展途上国が意義ある発展をなしとげるための欠かすことの出来ない大前提である。従って大多数の発展途上国における農業政策を再検討することがこの際の急務である。債務の足かせがすでに大多数の発展途上国に救済が出来ない程重くのしかかっているので今日のニーズに対し現実的な配慮を加えた上での世界の諸金融機関の改革が必要である。世界平和の観念は人類すべての人々の関心事であるべきであり、発展途上国といえども特定の国家群のみならず人類全体に大きくのしかかっている深刻な危険である核の脅威に無関心であることは出来ないo地球の砂漠化、自然環境の破壊も又立ち向かうべき問題であり、発展途上国の統計部門を評価しなおすことがどのような政策でもその目的を達成するために必要である。745