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概要

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第5回佳作これらの一般国民は直接貿易等にたずさわっているわけではないのでやむをえないが、海外旅行も多くなりつつあるので、身近なものから国際関係の認識を知ることである。最も卑近なものにテレビ、新聞などがある。これらはテーマを広く国際間のことを取り上げ、わかりやすい解説つきの場合が多いので、ちょっとした努力で、国際関係の認識を深めることが容易にできる。また、身近なものとして、たとえば輸入食品、衣料などから相手国を知り、私達の生活は1つの国だけではなく多国のもので、維持されていることなどから、国際社会の意味を深めることができる。特に、若い20代以下の人々は積極的に国際関係の認識について努力することである。即ち、言葉、相手国の事情、国際慣習を知ることであり、地球上の人々は言葉、国情は異っても、同じ人間であって、共に共存共栄を図るという当然のことを強く認識するとともに身につけることである。このような20代以下の人々の国際関係の認識を高める努力は日本人にとって好ましいばかりでなく、各国との対応にも良い結果がもたらされることは確実である。第3章日本の教育の過程日本の過去200年くらいの間に行われてきた教育がどうであったかを振り返ることにより、第4章で述べる「国際人を育てるための具体的な教育のあり方」の理解を助けると思われるので、「言葉が主体」、「聴覚が主体」、「視覚重点」の3つに分類して、日本の教育の過程を述べることにする。(1)言葉が主体。 (読み書きソロバン)言葉で口移し式に繰り返し、覚えさせ,その場で理解することは少なく、また理解することはあまり重視しないのである。丸暗記するので、知識としては消化不良を起こすが、他日、他の経験などと相まって理占29