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概要

satoh

従って、時々刻々に伝えられるニュースや特集の中から、その背景や本当の意味を理解していくことが極めて重要になってくるのである。情報を収集し整理し、価値あるものを選択し、これを教材として学習していく機会が生涯続くことを考えれば、生涯教育の大きな役割をマスコミは果たすことになる。一方、また、各種の文化サークル活動等もインフォーマルに活発になっており、それだけに、学校歴が最終学歴と考える学歴社会は次第に崩壊してくるに違いなvloこのような時代の趨勢をふまえるとき、現在、及び今後の学校は文化に対する基本的、基礎的知識や学習するための方法、人間生活集団生活の正しい生活様式、そうしたものに主たる機能を荷ってくるであろうと考えられるのである。学校、社会、家庭の連携が望まれる。〔5〕特に開発途上国や寛国で悩んでいる低開発国への援助協力についての問題点と今後のあり方について学校教育の中でも経済大国日本の経済援助は知識として主Lとて社会科の教科で指導学習される分野であるが、私とLてもかつて教壇で指導した経験もあり、また、一昨年、経済援助の実態を東南アジア三国を視察して強い印象を受けた体験から問題点の指摘をしておきたい。従来、援助を供与する先進国と援助を受入れる開発途上国や低開発国との間にあっては必ずしも援助効果が上がらなかった点も多かったのである。このためには(1)援助国の実情を正しく認識し、その発展段階や開発政策に応じた援助を行うべきである。例えばASEAN諸国を分類しても、経済離陸をしつつある国には日本の国内市場の開放、資源国に対しては技術援助、貧困国に大しては資金援助を行うなどである。(2)投資配分が適正化されてなく、一般大衆、極貧層にまで及んでなく、また所得分配598