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概要

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第5回佳作6.社会教育、生涯教育の立場から(1)海外青年協力隊-の期待日本と開発途上国を結ぶきずなの一つは青年である。年間約400人に及ぶ青年協力隊員が開発途上国で活躍しており、私もかつて、高校時代の教え子を送り出した経験や、一昨年、日本商工会議所からの派遣で比島の第一線で現地人と生活を共にしながら農業開発の指導に当たっている若き青年協力隊員を訪問した印象が強いだけに、この制度の充実、運用については特に要望したいことがある。4訓練施設の拡充と増員制度発足以来約20年間に30数ヶ国に延約5千人を送り出してきたといわれるが、他の先進諸国にくらべればその数は到底及ばない。しかも、協力隊員の奉仕活動は民衆の生活の中にとけこんで極めて高い評価を受けている。農林水産や竹工具、陶磁器等の加工部門は適格者が少ないと聞いているが、高校時代からユネスコクラブ活動等を盛んにし、広い国際的視野を持った勤労体験学習の中で後継者養成に力を入れるべきである。彼等はまさに第一線、草の根をわけての若き民間外交官であるといってよい.8企業からの現職参加体制の確立西ドイツには奉仕活動参加に有給休暇を認めているといわれる。日本では大部分が会社を退職し参加している。しかも、現状では帰国Lて就職探しに一苦労している。また、休職になっていて復職しても帰国後の昇進が遅れるなど、こうした面での処遇が遅れている。経営者の理解を求めたい.(2)マスコミの情報提供とその教材化情報化時代に入って、マスコミを無視して教育は語れない時代になってきているOむしろ、その教育的影響力は学校教育を上回っているくらいである。すべての情報が国際化している今日では、毎日、報道されるテレビや新聞を離れて国際理解をはかることは出来ないくらい大きな意義を持ってきている。597