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概要

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第4回佳作広い教養や知識を身につけることが、将来創造性を生み出す原動力となると解したい。情報化社会においては、すぐに陳腐化する知識より創造性の開発こそが重要であるとの認識が必要である。第2は、このようなリカレント教育が可能になれば、本来の学校教育の負担が軽減されることに注目したい.パソコンを導入すれば家庭教育も可能となり、逆に学校では休験的教育や集団教育を重視することが可能となろう。増田米二氏が指摘するように、情報化社会では人間の倫理観の確立が大きな問題になると考えられるが、学校を集団共同体とみなし、知識の修得のみに偏向することなく、スポーツや地域社会とのふれあいを通じて、集団倫理観を育成する場としたい。要約すれば、近代化を急ぐあまり、従来ややもすれば教育水準の平均的レベルアップのみに目が注がれていた教育を、今後は個人の多様性を引導する方向に修正することが望まれる。そこでは、専門分野や職歴に応じて個人-の教育が多種多様となるわけである。3情報化社会における都市(1)近年大都市の衰退が社会的に注目されはじめている。その代表はニューヨークであり、人口や商工業指標のみならず、企業の本社も減少傾向を示していると指摘されている。ところで、都市発展段階説によると、人口レベルで見た場合、都市は次の段階を踏み、発展しそして衰退する。1234農村から都市への人口流入都心から郊外への人口移動都心に加えて郊外でも人口が減少都心の再開発などにより人口が都心にUターン507