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概要

satoh

第4回優秀賞言語は、擬似日本語から、漸時、本物の日本語へと変化していくであろう。人間と機械との接触が増せば増す性ど、我々の使う日本語は、逆に擬似日本語-と変容するであろう。我々のコミュニケーション形態の第二の変化は、「動画」の氾濫である。テレビの発達によって、ブラウン管上に映しだされる動的な絵画、画像が我々が日々受けとる情報の大部分を構成する棟になってきた。今後、双方向テレビの発達や、コンピュータグラフィック技術の進歩等により、動画の操作性が格段と向上し、この傾向はますます増大するであろう。qK知識の電子化多情報・コミュニケーション技術が、「知識」分野に与える影響は、その社会での、流通形態、経時的な伝達形態、そして、その利用形態を通じて、あらわれる。すでに指摘したように、情報の電子化は、情報の伝達性、記録性、操作性を大幅に向上させた。最近の研究によれば、我々の持つ、さまざまな知識は、専門用語で「フレーム」と呼ばれる、一定の書式の中で記述された情報及びそれらの間の関係の型、あるいは、一定の手続きの型によって、電子的に記述することが可能であるというOつまり、天気予報や株価情報の様なもの事の、一定の状態を表現する情報ばかりではなく、もの事の処理の仕方、事件-の対処の仕方など、「方法」に関する知識をも、電子化することが可能になりつつあるのである。電子化されて蓄積された「知識」は、伝達、記録、操作に関して、情報技術の利点を最大限に利用することが可能になる。これまで、人間が記憶し、あるいは書物の形で伝達していた形態は、電子装置の手助けをかり、それに記憶させ、伝達する形態にかわっていくであろう。実際に、図書館などでは、文献目鼻という限定された範囲ではあるが、すでに電子化が進行しているのである。例えば、朝日新聞1983年8月9日付「未来の大学図書館」によると、金沢工業大学では、429