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概要

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第4回優秀賞物資をとおして人間の関係が作り上げられている産業社会が、人間同士の秤を基にした体系を可能とする電子ネットワークを作り出したのだ。生物体としての人間が物質的代謝と、精神的代謝を行なっているように、人間同士の精神的一心的代謝が現実的なものとなりつつある。2)自動翻訳機-の期待電子ネットワークは人間同士の直接的対話を可能としているが、言語の違いが、より深い理解を進めるのに大きな障害となっている.その解決は、共通語の普及または、自動翻訳機の完成である。共通語を普及させるという試みは、エスペラント語の教育ということで行なわれているが、地球上に普及させるには、膨大な努力と時間を要するであろう。一方、現在のエレクトロニクス技術をもってすれば、自動翻訳機の完成には大きな期待がかけられる。現に、簡単な文章の翻訳は可能となっており、日夜その完成に向けて努力が進められている。自動翻訳機が完成した暁には、電子ネットワークとの結合により、地球上の誰とでも直載的な対話が可能となり、より深い理解、反応が可能となる。共感の粁はより深く人間同士を結びつけることになる。4.緒言私達の住む産業社会は、物資を作り出すこと、物資を世界のすみずみまで流通させることで一つの体系を作り上げている。この体系の枠組の中では、ある程度の物質的豊かさを享受することが可能となった。LかLながら、この体系の中に種々の歪みが生じてきている.エネルギー資源の澗掲/自然、生態系の破壊/核家族-の移行に伴う親子の群の希薄化等々。さらに産業社会体系の枠組からはずれている人達の基本的生存の問題、毎日何人かが餓死してゆくという事411