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概要

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第4回優秀賞人間はその二つ足で立ち上り、そして歩いたo目的地-の移動は、もっぱら自分の足に頼ったO平均的な移動速度は4kn/時間と考えて良いだろうO目的地には早く着きたかった。人間は動物の脚力を利用した。平均的な移動速度は20h/時間くらいか.長い時間が経過した。人間は自分の手で自分の足に代わるものを作り始めた。ジョージ・ステイ-ヴンノンは、1829年、リグ7プール・マンチェスタ鉄道で、機関車を動かすことに成功した。時速は20マイル(約32kn/時間)だったと記録されている.〔文献8)〕-ンリー・フォードは大量生産方式を導入することにより、自動車を大量に、しかも安価に作り出すことに成功した。19世紀末の頃である。人類の多年の夢であった飛行に、ついに成功した。1903年ライト兄弟は飛行機を数フィート空中に保った。それ以来、種々の改良がなされ、現在では特に陸地間の輸送手段として欠くことの出来ないものとなっている。しかも、その速度は1000km/時間以上と見なすことが出来る。そして、さらに努力が積み重ねられている。超音速飛行、リニアモーターによる超特急列車の可能性追求等。 (上記年代は文献〔8)〕忙よる)第2図に、人間の使用可能な手段も含め、移動速度の年代的な変化を示す。飛行機の速度は実に徒歩の250倍にも達する。一方、通信技術分野に目を向けてみよう。1873年にモールスによる電信機の発明迄、意思の伝達は原始的な方法である"のろし"又は、"手旗信号"にたよっていた。モールスの発明は、その後の改良により1844年ワシントンーボルチモア間の通信成功により実用化の段階を迎えた。1876年にはベルにより、人間同士の音声による対話を可能とする電話機が発明され、1927年ベル研究所内で実験公開された。それ以降の普及はめざましく、現在では電話機台数は世界で407億台〔文献17)]となり10人に1台の所有率となり、私達の生活に欠かせない403