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概要

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「国連大学による世界の軍縮と安全保障-のビジョン」シルバーノ・ディー・マヒウォ要約この小論文では国連大学が世界の軍縮と安全保障を求める上において、世界的機関としてどういう役割を行なえるかを提案するものである。まず国連大学が何故世界の軍縮について効果的な役割を行ない得るかという主たる理由を論じた。これらの理由は第一に、「国連大学が役立つような比類ない立場を占めていること」、そしてそれについて世界の認識と尊敬を求め、それ故に人類絶滅を恐れさせる世界の武器をなくす方法と手段を見付けるという大仕事をLて貰うことが出来るのであるということである。もう一つの理由は従来の軍縮の為の方法や協議は失敗して来ているから、この目的を成功させる他の方法を探究する必要があることである。そして、国連大学の役割が正しいということについて、誤った知識や概念は正しいものに置きかえられるべきであるということ。また平和の哲学は、戦争哲学や武器の所有や蓄積及び戦争-ードウェアを凌駕するという前提で論じた。国連大学での研究の過程においてこれらの戦争のドグマや主義を除去することは軍縮探究において大きな前進と考えられる。これは国連大学の哲学面での役割である。機構上の役割としては、国連大学はその内部に平和促進と軍縮の研究機関を設けるべきである。ここで平和確立の方途を探究するほかその研究は恐るべき現存または帰来の武器を中和化する新しい革新的技術を作り出すことで、もし事態が最悪となった時はこの武器の中和化技術を使用することである。かかる武器の中和化技術は当然公表を避けられないのである。これは世界安全保障を考えての提案である。そしてこ370