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概要

satoh

第3回佳作現在の世界状勢のもとでは、短期間の会議で結論の出ることではないと思います。むしろ「国連の軍縮活動の目的を知らせ、教育し、理解を求める」ことや「世界の著名人による良心の協議会の設立」を採択したことは評価してよいことだと思います。教育するということは非常に時間のかかることですが大切なことであり、これは何も、発展途上国だけのことではなく、むしろ軍備を拡大しすぎた超大国にこそ必要であると思います.イデオロギーや宗教を超えて、正しい平和のための教育をし、平和は最も大切であり、武力にたよらない平和が真の平和であるという指導者を選ぶような人々にしていくことが、たとえ時間がかかっても必要です。9月5日のニューヨークタイムズは「米国防総省は8月22日から6日間サンジェゴで開かれた写真・光学機械技術者学会の国際シンポジウムに提出された論文のうち約100点の発表を『国防機密に触れる』として禁じ、その理由として、約2700人の参加者の中にソ連など東側諸国の参加者が多数含まれていたためである。回収された論文は、1人工衛星と潜水艦との間のレーザー通信、2赤外線光学、3航空偵察センサー,4マイクロ電子研究などに関するもので、全発表論文の6分の1に上る」との記事を載せました.「著名人による良しの協議会の設立」は大切なことです。とくに、科学の進歩が即軍備に利用されている現実を考えてみるときに、科学者の良心は何よりも大切なことです。物を創り出すことも大変重要なことですが、正しい使い方はもっと重要なことです。日本を例にとりますと、明治以前のわが国は、農業が中心でありました。工業は手工業的な家内工業が大部分であり、マニプアクチュ了は限られた分野に現われていたにすぎませんでした。機械制工場生産は、まず軽工業を中心に1880年以降急速に発達し、1900年代には各種の重工業もぼっ興するに到りました。そして、第一次世界大戦のころには、産業化の過程が一段落し、工業生産は農業を追い越しました。さらにその後の発展も著しく、太平洋戦争前までの工業の発展の速度は、同時代の世界において、最も速く、また、先進工業国が過去にみせた速度よりもはるかにまきっており、戦後の復興においても、わが国の工業成長率は世界の最高水準にあるといわれております.そのため私たちの暮しは大変便利になりました.そして物が豊富になりましたOスイッチを入れるとテレビがつ299