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概要

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第3回佳作太平洋安全保障条約機構(ANZUS)は1951年、合衆国、オーストラリア、ニュージーランドの3か国で調印された相互安全保障条約です。東南アジア集団防衛条約機構(SEATO)は1954年、合衆国の提唱で桔成された東南アジアにおける資本主義陣営の反共防衛機構であり、合衆国、ニュージーランド、オーストラリア、イギリス、フランス、フィリピン、タイ、パキスタンの8か国が参加しています。米州機構(OAS)は西半球の紛争の平和的解決と米州諸国間の相互理解の促進をはかることを目的とし、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ペルー、コロンビア、パラグアイ、など中南米21か国と合衆国とで構成されています.中央条約機構(CENTO)は中東の反共軍事同盟であり、トルコ、パキスタン、イランの間で成立しました。その他、米韓相互防衛条約、米比相互防衛条約も結ばれております0これに対し、社会主義陣営はソ連を中心に東ヨーロッパ友好協力相互援助条約(ワルシヤワ乗約)を結びました.ポーランド、東ドイツ、-ンガリー、ルーマニア、ブルガリア、チェコスロバキアが参加しました。その他、ソ連・北朝鮮友好協力援助条約、中・北朝鮮友好協力援助条約、中ソ友好同盟相互援助条約が結ばれております。日本は1951年9月に日米安全保障条約を結び、米軍が日本に駐留し、外部からの武力攻撃に対して、日本を防衛L、日本は、合衆国にいわゆる基地を提供することを規定しました。1960年、これを改定し、条約の期限を10年と定めております。日本国憲法第9条には「1日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は、武力の行使は国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない」とあります。しかしながら、世界的、反核、軍縮の世論が高まりつつあるなかで, 7月、政府は、国防会議を開き、昭和58年から62年度まで5年間の新2?5