ブックタイトルsatoh

ページ
284/1034

このページは satoh の電子ブックに掲載されている284ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

satoh

(ノ、)生物化学兵器の研究ならびに製造の即時停止(ニ)宇宙空間の軍事を目的とした利用、研究、開発の即時中止(ホ)核兵器の研究、製造、実験の即時停止と使用の禁止ならびに永久廃絶(荏)本来なら、核兵器の廃絶を最初に挙げるべきであるが、核保有国が一部の大国に限られているのと、核兵器が戦争抑止力として機能していると信じられている面もあるので、先ず引金となる通常兵器の制限を手始めに進め、核兵器を持っていること白身馬鹿げたことだと自覚するような環境づくりに力を入れる。3軍縮についての具体的スケジュール(イ)国連加盟の各国は、1984年度軍事予算の額を前年度実績以内に抑制する。(ロ)1985年度以降、各国は軍事予算を毎年5-10パーセント宛削減することとし、1990年時点までに各国の軍事予算が現在の50パーセント程度までになるよう、各地域国連ならびに国際総連合はその進行状況ならびに実績をチェックすることとする。(-)前項(ロ)が実現した時点で、その状態を凍結し、以後軍事予算の増額は認めないようにする。(ニ)核兵器は2000年を目途に完全に廃棄できるよう各保有国は国際総連合と密接なる連絡をとり、確実に推進をはかる。以上私は軍縮についてのプラン、スケジュールについて具体的に述べた。或は実現不可能な論だと、一笑に付されるであろうことを意識しながらのペンの運びであった.だが、私は考えるのである。何か物事を計画したり実行したりする場合、普通は多額の資金や人員を要するもので、それには色々と困難も伴い時間も必要である。ところが、「軍縮」はやろうと思えば、282