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概要

satoh

第3回佳作を知る資料は今手元にはない。したがって推測の範囲を出ないが、A、拠出分担金のアンバランスB、大口且つ長期の拠出金の滞納C、ロは出す(発言)が金は出さぬ方式の加盟国もあるだろう。そこで、前9項で述べた拠出金比接分単位投票権の面での措置を活用して、拠出金の増蕃臥滞納の消滅をはかることもできると考える.もし、特に多額、長期、悪質の滞納国がある場合は、拠出金比按分による単位投票権の部分を納付完了まで停止することも考えなければならない。(ロ)各国の軍事予算の伸び率に見合う拠出金の増額の研究各加盟国の公表されている(文は推測できる)軍事予算の額に対して、たとえば、1982年末現在で線引を行い、それ以後毎年の各加盟国の軍事予算の増減をチェックし、増加分についてはその増加額の5パーセント(仮定一要検討-)を国連-の拠出金の責任額として上乗せして拠出せしめ、軍事予算の増額は国連に対する負担の増大につながり、二重の重荷となるようにする。また反面、軍事予算の増額によって生ずる、国連拠出額に対応しては、前項3の(ノ、)による拠出金比単位投票権の増加は行わないこととするは勿論である.研究課題四、国連機構の大改革についての研究前項の研究課題三、において、現在の国連自身が抱えている諸問題とそれに対する対策について私見を述べたが、それよりも更に、百尺竿頭一歩を進めて、国連機構そのものの大改革について研究してみることが、一段と価値があることかも知れないと思う.現在の国連が十分にその機能を発揮できなくなった原因には、前述の諸問題のほかに、275