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satoh
第3回優秀賞というトリップを経て異星へ飛び去らない限り、今にも燃え尽きかねない地球の上に留まらなければならない。黒揮が描くように、多くの人々は、この現実に目をつぶり、日常に埋没して人生を過している。それを変えることは、一朝一夕には不可能であろう。あるいは永久に無理なのかもしれない。しかし、軍縮・安全保障について、できるところから、地道に実績を積むというやり方だけが、一人でも多くの地球に棲む人々に現実を直視させられる方法なのである。国連大学の活動が、多くの人々の問題意識を喚起し、より多くの英知がこの間題に集められることを期待したい。235